2011年09月02日

スティーブ、ティム、iPhone

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スティーブ・ジョブズAppleのCEOを退任すると発表されてしばらくがたちました。
後任はティム・クック氏。ジョブズとともに最近のAppleの快進撃を支えてきた重要人物です。

これはiPhoneユーザーの私たちにも大変関わりのある事件です。

スティーブ・ジョブズという人物がもたらしたイノベーションは、アップル社だけのものではなくITを始めマーケティングやライフスタイルにまで世界レベルで大きな影響を与えてきました。

iPhoneはその最たるものです。スマートフォンという市場を開いたのはRIM社のブラックベリー(オバマ大統領で有名になりましたね)ですが、iPhoneはそれを一般市場に広め「デファクトスタンダード」となりました。

ジョブズが率いるAppleは「Rest of Us=我々技術者以外のみんな」が使えるIT商品を標榜して世に送り出してきました。
「ユーザーエクスペリエンス」を一番大事にし、OSを含むソフトにしろハードにしろ「機能」や「技術」を前面に出さず、「直感的使いやすさ」「一般に人に広く受け入れられる美的感覚」など、他のIT関連の企業とは全く違ったアプローチでその市場を築いてきました。

これらはAppleの企業風土である以前に、スティーブ・ジョブズという傑出した人物のセンスに大きく基づいたものです。
誤解を恐れず極論すれば「Apple=ジョブズ」であったわけです。

実際、ジョブズがAppleを去っていた一時期、当時のアップルコンピュータは倒産寸前までいき、他の企業に買収されることが決定事項になっていた状態にまでなっていました。

結局アップルコンピュータは、かつて追い出したスティーブ・ジョブズに再建を頼ることになります。
ジョブズという男は「iMac」という武器で、劇的な再生をアップルコンピュータにもたらします。
この後の流れは皆さんの記憶にも新しいでしょう。

そして、ジョブズ率いるAppleの第2次黄金期の象徴が、我が「iPhone」であると私は思います。


ジョブズがAppleに戻ってきてからの10数年は、Appleにとっても、私のようなAppleファン・Macファンにとっても「奇跡」の大安売りのような時間でした。
わずか年給1ドルのCEO「スティーブ・ジョブズ」という存在のカリスマ性もいや増すこととなりました。
ジョブズのいないAppleなど想像もできないくらい…

しかし、その時はやってきます。

「膵臓ガン」にかかっているというニュースがそれを予感させたこともありました。しかし、私などは(ガンの摘出も上手くいきすぐに現場復帰したこともあり)「そのときが永遠に来ない」ような錯覚を(希望込みで)していたような気がします。


「スティーブ・ジョブズ抜きのApple」はどうなっていくのでしょう?

ティム・クックはAppleの精神を良く理解している人物です。CEOとしても、以前のアップルコンピュータを凋落に導いたCEOたちとはひと味もふた味も違う人物だと見受けられます。

確実に言えることは、今からのAppleなりiPhoneなりが今まで以上のイノベーティブな市場を作り出したとしても、それは「ジョブズのApple」の製品ではないということです。

スティーブ・ジョブズという人物は、天才的な人物像によくあるようにいろいろと問題もあった人間のようです。(「Reality distortion field=現実歪曲空間」という言葉まで生み出しましたw)
AppleIIトールボーイMacからiPodiPhoneまで、その個性強い人間の芸術作品であったように受け入れていた自分がいます。


おそらく、もう2度とジョブズの作品を見ることが出来ない、所有することが出来ないという飢餓感を覚えながら、それでもiPhoneを始めとしたApple製品を使い続けていくことになると思います。

稀代な天才のいる時代に居合わせた幸運に感謝しながら。




posted by kazu at 23:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | iPhoneニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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