
MobileMeをiCloudへ移行するには、うちの場合まずMacから移行作業をしました。
実はうちのMac、いろいろ事情があって「Snow Loepard(Mac OS 10.6)」のままです。iCloudにフルに対応するには「Lion(Mac OS 10.7.2)」以降にアップしておく必要があります。
しかし、一部の対応が無く不便ではあっても使えないわけではないということで、ここはSnowLoepardのまま思い切ってiCloudへ移行作業をします。
Mac(SnowLeopard)上でのMobileMeからiCloudへの移行作業
まずは、使えなくなる機能をチェックしてデータのバックアップ。
私がMobileMeで使っていてiCloudで使えなくなる機能には「iDisk」「写真共有」「カレンダー同期」があります。
(どうでも良い話ですが、決して便利だったとは言えないMobileMeの機能で、数少ない「使える機能」だったこれらが使えなくなるのは皮肉ですね〜^^;)
このうち、iDiskの内容はそのままとりあえずMacのハードディスクへコピー。(iDiskをサインアウトすることで自動的にアーカイブされたファイルもMacのデスクトップ上にできます)
写真はもともとiPhotoのものを同期していただけですので、MobileMe上のものはなくなってもかまいませんのでそのまま。
「カレンダー」もiCalをそのまま同期していたので、特に何もしませんでした。
ここまで準備できたら「MobileMe」へブラウザでアクセスします。
すると、「MobileMeからiCloudへ移行しましょう」というメッセージがでています。ここをクリックしてサインインすると「iCloud」への移行がステップバイステップで始まります。
基本的に指示に従ってクリックしていくだけです。実に簡単にiCloudへの移行が完了します。あっけなくて怖いくらいです。
MobileMeの機能のうち、「メール」だけはこれでそのまま継続して使えます。「(xxxxx)@me.com」を使っていた方もそのままメアドが使えます。私の場合、「mac.com」の頃から使っている貴重な「(xxxxx)@mac.com」のメアドもありますが、ちゃんと受け継がれているので安心しました。
iPhone上でのiCloudの設定
Mac上での移行作業を終えると、iCloudへ移行が完了したというメッセージがiPhoneにも届きます。
ここでiPhoneの『設定』→『メール/連絡先/カレンダー』をチェックすると、アカウントなどが「MobileMe」から「iCloud」へ変わっているのがわかります。
改めて『設定』→『iCloud』を開きましょう。
iCloudを使って同期できる項目がずらっと並んでいます。MobileMeにもあった項目(メール、連絡先など)はその設定を引き継いでいます。新しくiCloudから加わった項目「リマインダー」「フォトストリーム」「書類とデータ」などは、自分で必要に応じて設定しましょう。
うちの場合、基本的にこれで MobileMeからiCloudへの移行は完了です!
MobileMeとはさようなら
さて、一応私の場合来年の6月まではMobileMeは使える権利はあるのですが、ここで思い切って切り捨てようと思います。
Macの『システム環境設定』の『MobileMe』でサインアウトしてしまいした。先ほど書いたように、iDiskの内容がアーカイブされて圧縮されたファイルがデスクトップにできて、これで私のMobileMeは停止。長い間ありがとう!
さて、iCloudの機能のうちSnowLeopard(Mac OS 10.6)で制限されている機能で、自分的に惜しいのがiCalとカレンダーの同期機能。
Safariなどのブラウザ上で「icloud.com」にアクセスすればカレンダー同期は使えるのですが、やっぱりMac上のアプリケーションで使いたい…と思っていろいろ調べていたらどうやらSnowLeopardのiCalでもiCloudとの同期ができる技があるようです!
同じ悩みを持っていらっしゃる方も多いと思いますので、次回は「SnowLeopardのiCalでiCloudと同期する方法」を書こうと思います!
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